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ご開業からもうすぐ1年が経過します。患者様の動向はいかがですか?

当院は、内科・血液科と皮膚科の二診体制です。
近隣に皮膚科クリニックが少ないこともあり、開業当初から皮膚科には多くの患者様に来院いただいています。
一方、内科の立ち上がりは穏やかな印象でしたが、皮膚科と併せて内科診察が可能であることから、患者様は徐々に増加傾向にあります。

どのような経緯でご開業を考えたのですか?

血液内科は開業にあまり向いていないと考えていたため、定年するまで勤務医を続けるつもりでいました。
しかし最近、血液内科で開業される先生方が増えてきています。また、大阪市南部の地域医療において、血液疾患の患者様が通院できるクリニックはまだまだ不足しています。こういったことから、入院でしか行えないような先端的な治療は後輩に任せ、私自身は開業するという選択をしました。

ご開業の立地を選ぶうえで、どのようなところを希望されていましたか?

血液内科の患者様は、消化器内科や循環器内科に比べてそれほど多くはありません。そのため、広範囲の患者様が通院できる交通の便が良い場所を希望していました。電車で通院いただけるよう、駅から近い場所であることは希望条件の上位でした。

ご開業の地をこの場所に決定した理由をお聞かせください。

希望条件通り、大阪市南部で、私鉄の最寄り駅から徒歩2分という立地だったことが大きな理由です。また、私が幼少期に過ごした地域に近いことから、親しみも感じられました。

ご開業されて大変だったこと、逆に良かったことは何ですか?

開業されたほかのドクターの方々も同様だったと思いますが、やはり勤務医の業務と並行し、ゼロから開業の準備をすることは大変でした。
しかし、幸い、開業を支援いただける医薬品の卸さん、医業専門の日本メディカルシステム不動産さんに巡り会えたので、資金計画、設計施工、備品の調達、スタッフ採用など、比較的順調に進めることができたように思います。

今後の目標や夢を教えてください。

まずは、クリニックとして経営を安定させることが当面の目標です。
その次に、中核病院から退院された血液疾患の患者様について、ある程度専門的な治療を引き継げるような体制を確立してきたいと考えています。

これから新規開業を考えている先生方へアドバイスをお願いします。

開業を考えていらっしゃるなら、早い段階で開業支援を行っている業者さんに相談されるといいのではないでしょうか。一人で考えていても、なかなか具体的な計画を立てられず、無駄に時間が過ぎていくことになるように思います。業者さんとの相談の結果であれば、最終的に開業を選択しなくても、後悔は少ないのではないでしょうか。
最近では、クリニックの経営も簡単ではなくなってきています。開業準備だけでなく、開業後のサポートも安心してお願いできる医薬品卸さんや医業専門の日本メディカルシステム不動産さんのような業者さんを探すことは大切だと思います。

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茶佐クリニック

平田 大二 院長

https://chasa-clinic.jp/