ご開業から8カ月ほど経ち、患者さまの動向はいかがですか?
1日130名から140名の患者さまが来院されており、月毎に増えていっている。
近隣の皆さまや、以前に手術を担当した患者さまには遠方より来ていただいている。
比較的年齢層は高い患者さまが多いが、最近はスポーツ整形といった分野のお子様方も増えてきている。幅広い患者さまにご来していただき、よりこの場所に開業して良かったと実感しています。
いつ頃からご開業を考えていらっしゃいましたか?大きなきっかけはありましたか?
以前から良い場所はないかと探していた。(開業する3~4年前)
この場所に医療モールができることは聞いていたので、情報が来たタイミングでここなら開業しようと決めた。
そんな中で充実していると感じたこと、大変だったこと(こうしておけばよかったこと)
先に開業している先輩方より色々アドバイスをもらいながら開業を進めていった。
クリニックの設計や進行計画、資金面においては日本メディカルシステムの担当者さんのサポートのお蔭で順調に進めることができた。感謝している。
どんなことも一つひとつ相談しながら進めていった。
ご開業後に大変だと思うこと、充実していると感じることはありますか?
総合病院だとリハビリまで診てあげることができなかったが、開業すればリハビリ室を作って診ることができる。
手術した後も継続的に診ることができるようになったことは患者さまから非常に喜ばれていて充実感がある。
医療モールになっているので、他の小児科・眼科・内科の先生方がいらっしゃることも心強い。
日常生活に大きな変化はありましたか?
今でも週に1度は手術をしているので大きな変化はないが、休みを取る際にあらかじめスケジュールを立てて休むようにしている。急な休みを取ることが無いよう日頃の体調管理が大切。
今後の目標や夢を教えてください。
やろうと思っていることは出来ている。
より多くの患者さまのご希望に添えるように、単独のクリニックだけでなく、医療モールになっているとそれぞれ不足している部分を補い合うことで相乗効果があり、患者さまの利便性も高まる。たとえば体重増加で関節を痛めている患者さまには関節のケアだけでなく、糖尿病内科の先生に体重コントロールを診てもらうように連携することもできる。
すでに動き出してはいるが、今後は在宅の患者さまを主に診ているクリニックとも連携することで治療の幅が広げ、より地域の皆さまに貢献できる医療を構築していきたい。
これから新規開業を考えている先生方へアドバイスをお願いします。
自分のやってきたことを継続的に発展的にやっている中で総合病院や個人のクリニック、会合施設それぞれの立場が異なり、役割が明確になっている。自分はどの年齢でどんなことをやっていきたいのかを考え、自分が一番やりたいことを有意義に楽しくできるかどうかをイメージできた時に開業という選択肢が見えてくると思う。