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令和6年7月にクリニックを移転されましたが、いつごろから移転を考えて、いつ決断されたのですか?

移転については、数年前から考えていました。現在の場所に決めたのは移転する1年くらい前だったと思います。

移転して良かったのはどのようなことですか?

クリニックの現在と以前の場所は、徒歩で3分くらいしか離れていません。そのため、従来の患者様も引き続き来院してくださっており、それはとても良かったことだと感じています。  また、駅から近くなったこと、隣接医療圏に入ったことなどにより、新しい患者様を集めることにもつながりました。経営的にも大変助かっています。

患者様やスタッフの方の反応はいかがですか?

患者様には開放感のある待合室をほめていただくことが多くあります。診察までの時間を快適にお待ちいただけているのではないかと思います。
スタッフはこれまで以上に熱心に仕事に取り組んでくれています。というのも、リハビリ室や処置室、待合室などを広く確保でき、動線も考慮したため、働きやすくなったからだと思います。大きな動作を伴う運動療法も指導できるようになりました。

移転を決断されたとき、ご家族の反応はいかがでしたか?

内以前から移転したいと話していたので、良い場所に決まって安堵していました。

移転で苦労されたことはありましたか?

まずは、移転すると決めてから契約まで、家主様と日本メディカルシステムの担当者様の対応がとても早く、すぐに移転準備に取り掛かれたので感謝しています。
一方、クリニックの内装デザインを決めてから工事に着手するまでに少し時間がかかってしまいました。それは、建築士の方が細かいデザインまで熱心に考えてくださったためです。その結果、工事の着手から開院予定日まで半年ほどしか時間がなくなり、職人さんの確保も難しく、少し大変だったようです。大阪・関西万博の建設工事の影響もあり、人手が足りなくなっていたようですね。また、開院までのプロデュースをしていただいた医療機器メーカーの担当者様も関係各所との折衝にぎりぎりまで骨を折っていただきました。

時間が限られたなかでみなさんに対応していただき、感謝しています。

移転を考えている先生方へアドバイスをお願いします。

移転は膨大な時間と労力を必要とします。私は妻を始めとし、当院の職員、設計事務所の方々、医療機器メーカーの担当者様、家主様、日本メディカルシステムの担当者様など、多くの方から厚意と支援をいただき、いまがあると思っています。みなさまに出会えたことへの感謝の気持ちを忘れずに、この先も経営に取り組んでいきたいと考えています。
また、このような気持ちが患者様の治療への新たな原動力になっていることを実感しています。
私にとって、クリニックの移転はただの引っ越しではなく、医師人生のこれまでの道のりの確認とこれからの目標の再設定の機会となりました。
アドバイスではありませんが、移転が医師人生の素晴らしい転機のひとつになりますよう、多くの先生方のご多幸をお祈り申し上げます。

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原田整形外科クリニック

原田 拓 院長

https://www.harada-oc.com/