ご開業されてからもうすぐで1年が経過しますが、患者さんの動向はいかがですか?
2022年6月に開業して以来、ありがたいことに来院される方が順調に増えています。
開業初年度の平均来院数は当初想定していた数を遥かに超え、多くの方にお越しいただいています。最近は、地域の中で医院の認知度が少しずつ上がってきているようでとても嬉しく思っています。
いつごろからご開業を考えてらっしゃいましたか?
いずれ開業しようという気持ちは医師になった当初からありました。現実的に開業を見据え始めたのは5年くらい前で、決心したのは現在クリニックがある場所のお話をいただいた時なので、開業の8か月前になります。
ご開業立地を選ぶうえで、どのようなところ希望されていましたか?
当初からテナント物件を検討していました。街中で人通りがあり、多くの方の目につきやすい場所など、一般的に理想とされる条件をベースにしながら、小児科を受診されるお子様や若い世代の保護者の方がアクセスしやすいという点を重視しました。
ご開業の地にこの場所をどうして選ばれましたか?
駅から近く、テナントビルの一階にあり、市内でも人の目につきやすい場所なので、かなり好条件に巡りあえたと思っています。私の地元ということもあり、周辺の状況や人通りなどについてもともと知識があったので決めやすかったですね。伊丹市は出身地であり、過去に祖父が市内で内科医院を開業していたこともきっかけになりました。
ご開業されて大変だったこと、逆に良かったことは何ですか?
これまで経験してこなかった診療以外の対応をすることに大変さを感じています。事務手続きやスタッフ間の人間関係など、まだ慣れないこともあります。
良かった点は、自分が理想と思う治療をお届けした患者様たちが再び来院してくださることで、治療内容に対する評価を実感できて、とてもありがたく思うと同時に、やりがいにもつながっています。
今後の目標、夢を教えてください
長く地域の方に求められる医院としてあり続けることが第一の目標です。現在、外来で診療している子供たちが将来ご自身の子供を連れて受診したいと思える施設であり続けたいですね。その子供たちに対しても、その時代のレベルで十全に対応出来る自分でいたいというのが夢であり、医師としての理想でもあります。
これから新規開業を考えている先生方へアドバイスをお願いします
何故開業をするのか、自分にとって大切なことは何なのか、という根本をまずは確認することが大事なのではないでしょうか。そして、自分の中に確かなものが見つかったのなら、躊躇せず開業に向けて進み始めていいと思います。
開業すると決めたあとは、これまで関わったことがないようなことも含め、自分でやらなければいけないことがとても多いです。適切なサポートを得られるパートナーを探し、任せられることがあればお願いすることも時には必要です。
開業してからも苦労が尽きることはありませんが、それに勝る喜びがありますので是非頑張ってみてください。