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この医療モールに決められた理由は何でしたか?

六角烏丸の交差点上にあり、交通の便が良かった。
読売京都ビル全体の雰囲気が、どことなく風格や品がありながらも華美すぎないところがよかった。物件は天井が高く広々とした空間を作れそうな気がした。

ご開業の地にこの場所をどうして選ばれましたか?

元々父が六角田中医院として近くで開業していたため、そこから近い場所で、かつ発熱外来などもできそうな物件を探していました。近くには“京都のへそ”と呼ばれる六角堂があり、京都らしい落ち着いた雰囲気と、ビジネス街の活気を兼ね備えた場所でもあります。学生時代から近くのスターバックスや大垣書店などによく立ち寄っており好きな場所でした。

分院展開されていますが、先生の戦略をお聞かせください

当院は医療法人ロングウッドの分院ですが、本院の北千里前田クリニックは循環器・糖尿病領域において専門の医師が多数外来診療を行なっています。一方で漢方診療やアロマセラピーなどの代替医療を取り入れており、様々な患者さんのニーズに対応されていました。当院も同様に最新の西洋医学を実践しつつ、漢方や代替医療的なアプローチも取り入れた統合医療を行なっていきたいと思っています。

移転されて患者様の評判はいかかでしょうか?

移転前と距離的にあまり離れていないためそこは安心して通院していただけています。
移転前は来院順に診察していたものを、移転後は完全予約制に切り替えたため、慣れない患者様からははじめは苦情を頂いたこともありました。一方でクリニックがキレイになったといったお褒めの言葉もいただいております。またこれまでは漢方専門でしたら、一般内科/糖尿病・内分泌内科と漢方の2診体制にしたため、連携がスムーズになったという声もいただいています。

移転されて患者様は増えましたか?

場所が烏丸通という大通り沿いになったこと、日本メディカルシステム様にお力添えをいただき広報に注力したこともあり漢方内科、一般内科/糖尿病・内分泌内科ともに患者様は増加傾向が続いています。とはいえ一から立ち上げたためまだまだ患者様は少なく、今後も引き続き集患に注力してまいりたいと思います。

これから開業・分院を考えている先生方へアドバイスをお願い致します

10年、20年前よりも経営や集患については難しくなっているのではないかと思います。一方で、患者さんが、日常生活の中でアクセスしやすく、患者さんに寄り添ったスタンスで診療が行えるのは開業医ならではの魅力ではないかと思います。患者さんの人生の中にこのクリニックがあったと感じて頂けることがやり甲斐になるのではないかと感じています。

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六角 田中クリニック

田中 紀實 院長

https://www.longwood-tanaka-cl.com/